スリーフィンガーで弾いてみる
スリーフィンガー奏法とは、アルペジオが四本の指を使うのに対して、親指、人差し指、中指しか使わない奏法の事をいいます。
基本的に、親指は6〜3弦を弾き、人差し指は2弦、中指は1弦を弾きます。親指がベースを奏でるような感覚で、タン、タカタカタン、タン、タカタカタカというようなテンポで弾く形になります。
最近この奏法で弾いているアーティストをあまり見かけませんが、昔はメジャーな奏法で流行っていました。
代表曲といえば、Youtubeで検索をかければたくさん出てきますが、長渕剛氏の「夏祭り」。これは長渕剛を弾くなら避けては通れないと言われるほどの名曲であり練習曲で、たくさんの人が動画をアップしています。
TAB譜を見ればよくわかるのですが、テンポ自体は一定のリズムを刻み、コード進行はそれほど難しくはないので、ところどころにあるハンマリングオン、プリングオフの飾り付けに少し苦戦する程度です。「夏祭り」が弾ければとりあえずはスリーフィンガー奏法は一通りマスターできたと言ってもよいでしょう。
他には長渕剛ではないですが「22才の別れ」という曲があります。これはナッシュビルチューニングという特殊なチューニングが必要ですが、これをスリーフィンガーで弾けるとすごく美しく聞こえます。
これもコードはそれほど難しくはないので弾く側の指の動きだけをしっかりと練習できればすぐに弾くことができるようになります。
手を見ながら弾いているとまだまだ上達はしていません。
見ずに動くようになっていたらスリーフィンガー奏法は仕上がっていきます。