バレーコードを使わない曲を弾いてみよう
バレーコードを使わないで弾き方があります。バレーコードとは、1弦から6弦まで全ての弦を押さえるて鳴らすコードのことを指し、6つの弦を全て押さえた上でそれに2音ほど足すことでコードとして成り立つことが多いです。
このコードは左手のかなり力が入るため初心者には非常に厳しいコードだといえるでしょう。
そのため代わりにポジションの上の方でコードを弾いてみましょう。バレーコードは主に6弦を意識して鳴らすコードになりますが、上のポジションで弾く場合、5弦を意識して鳴らすコードになります。
ギターの構造上、1オクターブ上、つまり7音上を鳴らすコードになります。それほど力はいりませんが、うまく押さえないといけないのと、ポジションを覚えなければなりません。
それさえクリアすることができれば、好きなように弾くことができます。響きも綺麗なのが特徴です。
簡単な曲ならこの曲から
コードを大体覚えてきたら
次は簡単な曲を練習してみましょう。
簡単な曲といえば、
バレーコード(Fコード等)のような難しいコードを使わない曲。
バレーコードを使わないとなると、
弾ける曲が限られてしまうので曲選びが重要になってきます。
例を挙げるならば、短調(暗い感じの曲)の演歌。
Am、Dm、E7の3つで多くの曲が弾けます。
昔のフォークソングなども簡単なコード進行の曲が多いのでおすすめです。
また、「かえるのうた」はC(またはG)だけで
演奏することができるので初心者向けです。
アコギの主要3和音(C、F、G)の関係は(G、C、D)の関係と同じです。
例えば、C、G7、C、F、G7、Cのコード進行は、G、D7、G、C、D7、Gとキーは違いますが、同じ関係になります。
好みのキーはカポで調整してください。
これを使えば、童謡、唱歌などの簡単な曲の大半はアコギで演奏できるはずです。
なお、Fコードが押さえにくいならば、
1〜4弦だけを3本の指で押さえるようにするなど、
自分が弾きやすいように工夫してみましょう。
原曲のキーにこだわらなければ、曲のキーを変えて、
Fコードなどのバレーコードの頻度を低くできるキーにすると、
難しい曲を簡単な曲にすることができます。
アコギは、難しい技術を持ち合わせていなくても
工夫次第で演奏の幅が広がります。
なかなか上達しない、という人はぜひ参考にしてみてください。